[葬儀の世話役とは]
遺族以外で葬儀における問題を解決し、喪主をサポートする人を指します。
喪主や遺族だけでは手が回り切らない規模の大きな葬儀で必要とされることが多い役割です。世話役がどこまで行うかは葬儀によって異なりますが、広い意味では「葬儀全体を取り仕切る代表者」という意味合いで使われます。
[世話役の仕事内容]
世話役の仕事内容は、規模や状況によって異なります。
一般的に世話役が任されることの多いものを一部ご紹介します。
・葬儀の規模の決定
・食事内容、タイミングの決定
・香典返し、供物や供花の手配
・遠方から参列される方の宿泊施設の検討
・受付、会計、設営係の取りまとめ
・僧侶への連絡
・葬儀社との金銭面の交渉
[世話役は誰に依頼するべきか]
世話役を立てたい場合は「喪主や遺族の意見を伝えやすい人」「親しくしている近所の方」などが候補として考えられることが多く、葬儀全般の取り仕切りを行うため葬儀の経験や知識がありコミュニケーション能力が高い統率力がある人を選ぶと良いとされています。
町内会などで係決めされていたり職場で詳しい方が居るケースもあるので、世話役を探す際は周囲に相談してみることをお勧めします。
[世話役の方への心づけとそのタイミング]
世話役をしていただいた場合のお礼は初七日をすぎるまでに渡すと良いでしょう。
代表の方への心づけの相場は1万円〜3万円、代表者以外の相場は5000円〜1万円とされています。
現金を包む場合は、白無地の封筒もしくは黄色と白の水引(結び切りのもの)を用意し、表書きは「志」または「御礼」としてお渡しします。
現金で渡さない地域もあるので、金額や渡し方に困ったら葬儀社に尋ねてみると良いでしょう。